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『キング&クイーン』読了

『キング&クイーン』読了

「安奈は軽く息を吸い、深い井戸に小石をほうり込むようなつもりで、もう一度
 言葉を放った。
 「約束したのです。どんなことがあっても決して見捨てない、と」
 耳を澄ませる。
 短い沈黙の後、小石が水面に届いた微かな気配。
 首藤主任は、ふん、とひとつ鼻を鳴らして、電話を切った。」(『キング&クイーン』)

この著者の『ジョーカー・ゲーム』『ダブル・ジョーカー』がとても面白くて好きだったので、
“究極の頭脳戦”という帯に惹かれて読んでみました。

前半と後半でなんとなくかみ合わない感じのまま終わってしまったというのが
正直な感想です。
チェスというシンプルで複雑なゲームの説明と、主人公の以前の職業であった
SPという仕事の説明とが多くを占めてしまって、なんとなく前半で膨らんだ話が、
後半の解決部分にかけてちょっとしぼんでしまった感じがして残念でした。

ただ、登場人物やSPという職業にはすごく魅力があるので、ぜひ続編を書いて
欲しいと思います。

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