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『孔雀狂想曲』読了

『孔雀狂想曲』読了

「下見の段階で、というよりは一目見た途端に、私はドールを競り落とすことを
 決めてしまったのである。これは殆ど恋情といって良いかもしれない。物言わぬ
 ドールが、わたしに確かに囁きかけたのだ。
 「わたしの所有者はあなたに決めた」
 と。』 (『人形転生』)

またまた友達本。

北森さんの描く骨董の世界を舞台にした話、大好きです。
特に最後のお話『人形転生』は、ドキドキするくらい感情的に分かる部分があります。

だからこそ超有名ドールコレクターの人が行った行為が、ドールの元の持ち主に
とっても、またドール自身にとってもどれほど残酷なことであったかを強く感じます。
決して明るいお話ではないのですが、なんだか好きです。

骨董屋仲間で取引の話をしたりする時はかなり鋭いのに、アルバイトの
安積にかかると、途端にちょっと情けない感じになってしまう越名さん。
そんな越名さんのファンになりました。

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