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久しぶりに映画館へ

昨日、とても久しぶりに映画館へ行きました。観た映画は「アマルフィ~女神の報酬」。小説を読んだので映画も観てみようと思い立ったのと、去年行ったイタリアの景色がふんだんに出てくるようだったので、それが見たい一心でした。(以下、内容に触れたりもしますので、これから観る方は気をつけてください。)

結果、映画もそれなりに頑張っていましたが、やはり小説の方が面白かったな~と思いました。もちろん、それなりに面白かったし楽しめましたが、なんと言っても主人公の黒田というキャラクターがなんとなく中途半端なままだったのがどうにも納得がいきません。もちろん、映画と小説は別物ですし、現実に映像化するのは難しいであろう場面も小説には多々でてきますから、全てを同じように作るのは困難だと思います。ただ、黒田という主人公のクールな部分を強調しようとするあまりなのか、台詞を削りすぎていてなんとなく掴みどころの無い感じになってしまっています。まあ、それがミステリアスな感じと取れなくはないのですが・・・。

何より大きく違ったのは、黒田が邦人誘拐事件に関わっていく経緯です。小説では自らかなり積極的に邦人保護の名目で外交官という立場を超えた関わりをするのですが、映画では関わるつもりも無いし手助けするつもりも無かったのに、致し方なく巻き込まれてしまうことになります。ここは全く黒田の態度が違うところなので、ちょっと驚きました。

小説の中では、イタリアへ黒田が赴任した際に彼のプロフェッショナルとしての能力と危機管理に対するセンスを強調するエピソードがでてきますが、映画にはほとんど出てきません。この辺をもう少し映画に入れて欲しかったです。そうすると、その後黒田が取る身勝手にも見える言動がもう少し生きてくるのではないかと思います。

小説を先に読んだのでついつい比較してしまいましたが、別物と割り切った方が楽しめると思いました。

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