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『石の猿』読了

416321870x1 「-あんたがこうなったのは運命だよ、老板(ラオバン)。何かの目的があってこうなったんだ。こうなったおかげで刑事の才能が最高に引き出されてるのかもしれない。あんたの人生はいまのままでバランスが取れてるんだよ。」(『石の猿』)

リンカーン・ライム・シリーズ4作目です。息をつかせぬ展開で、一気に物語りが始まります。最後までハラハラするジェットコースターのようなストーリー展開はさすがです。今回は、リンカーンに今までとは異なった雰囲気の新しい友人ができます。異文化圏から来た友人は、ライムの固定観念を揺さぶり、道は一つではないと彼に示します。

運命に抗い、あらゆる手を尽くして闘うことで先への希望を見いだそうとする考え方と、起こったこと全てを受け入れ、自己の内面を見つめ、生き方を模索する考え方。正反対のようではありますが、より良く生きることを諦めないという最も重要な点で共通しています。ふと、「諦めない」ことの大切さを身をもって教えてくれた友人を思い出しました。

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