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ぎりぎり松の内で・・・

あけましておめでとうございます。(←今更の感はありますが、まだ松の内ということでお許しください。)ぽつぽつ更新のこのブログですが、今年も気ままに更新をしていこうと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

年末から年始にかけていろいろな要素が重なり、思いもよらず長いお休みがいただけたので、のんびりとお屠蘇気分を楽しむことができました。今年はちょうど年の変わる時間に近所の神社へ家族でお参りしました。私達が引っ越してきた数十年前はいつ行っても空いていた神社が、どんどん近所に空き地が無くなるのと比例して年始の参拝客が増え、最近は1日の日中にお参りに行くと長蛇の列だったのです。そこで、今年は12時少し前に着くように家を出て行ってみると、確かに列はできていましたが日中よりはずっと短く、また年の変わった直後は祝詞があがり、参拝客に神主さんが紙垂を振ってくださるのでより一層新年を迎えた感じがしました。お参りの後は無料で振る舞われる甘酒が楽しみです。氏子さん達が振る舞ってくださる米こうじの甘酒は、寒い中いただくと体が芯から温まります。一口飲むごとに思わずほっとついた息はとても白く、冷え冷えとした夜気の中に散っていく様に思わず目をひかれます。その後一眠りして初日の出、と思っていたのですが少々寝坊して日の出は見逃してしまいました。年始の行事を恙なく終えた後は読書三昧で過ごしました。暖かいお部屋でお気に入りのお茶やお菓子を用意して、お気に入りの椅子に座り、日がな一日読書。充実のお休みでした。

年末少し前に久しぶりに手に取った内田康夫さんの作品にはまり、そのまま内田康夫週間、いや浅見光彦週間とも言うべき勢いで作品を読みました。『天城峠殺人事件』『朝日殺人事件』『華の下にて』『皇女の霊柩』『斎王の葬列』『透明な遺書』『藍色回廊殺人事件』『箱庭』、次々と読み進めました。と言っても、ほとんどが再読です。どの作品もうすらボンヤリと読んだような記憶はあるのですが、はっきりと細かいディテールが思い出せないので、どれも楽しく読むことができました。

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内田康夫さんの作品には中高生の頃にかなりはまって読み漁りました。その当時は、事件の犯人を司直の手に委ねず、犯人自身に身の振り方を決めさせてしまう浅見光彦にちょっともの足りないような気持ちがして、「もっと厳しく追及すればいいのに・・・」などと思ったものでした。今改めて読んでみると、こういう結果もありかなと思えます。初読当時には思い至れなかった登場人物達の置かれた状況や心理が分かる程度に年をとったということなのでしょう。内田康夫さんは、プロットを考えずにいきなり書き始めるのだそうです。それであんな風にちゃんと着地点を見いだせるのだろうかと驚きます。読者や評論家の方からも、そんなことは不可能だと言われてしまうことが多いのだそうです。私にとっては、面白い作品でありさえすれば良いのでそれ程気になることではありません。ただすごいな、と思うばかりです。

時々こうして過去に読んだことのある一人の作家の作品だけを強化週間のように読み続けることがあります。今まで読んだことの無かった作家の作品を続けて読んだり、少し難しい本を読み込んだりした後に、無性に読みたくなるのです。慣れ親しんだ世界へ戻ってくるような、そんな感じです。それに飽きるまで読み続けると、また次の新しい世界への本を手に取る気持ちになるのです。

浅見光彦週間はもう少し続きそうな感じがします。

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