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2009年1月

TVドラマを観ていますか?

先日、友人とどんな連ドラ(←言い方が古い?)を観ているか、という話になりました。私はあまり根気のある方ではない上に飽きっぽいので、最後まで見通したというものがほとんどありません。大抵初回と2回目を観て3回目位を見逃して、そのままずるずると見逃したまま、気がつけば最終回(!)とか、録画していることに安心して途中経過を観ないまま最終回だけ観てしまい、結局録画していたものは観ないままになってしまうとか、そんなパターンばかり。対して友人は結構マメに観ている上に、気に入ったドラマは録画したものを何度も観たり果てはDVDまで購入したり、とドラマを満喫しているそうです。

私が今まで熱心に観たドラマは、刑事物と時代劇でしょうか。推理小説好きなので、サスペンスものの2時間ドラマは、最初から結末が分かっているようなものでもなんとなくダラ~っと観てしまうことが多いです。(でも、これは連ドラではありませんね。)最近のドラマでは気に入って比較的よく観ているはずの「相棒」ですら、忘れていて観てない、ということがよくあります(^_^;)

時代劇は最近ほとんど観ていません。鬼平犯科帳も終わってしまいましたし、実際ちらっと観てもなんだか造りすぎていて無理なドタバタ劇になっていたりしてガッカリさせられます。そういえば、最近は時代劇にあまり番組表でお目に掛からないような気がするのですが、人気がないんでしょうか。

私の幼稚園の頃のヒーローは銭形平次(もちろん、大川橋蔵さんです!)だったし、その他にも黒門町の伝七親分とか、江戸の黒豹とか遠山の金さん、大江戸捜査網、影の軍団、など、以前はいろいろな時代劇が再放送も含めて放映されていたように思います。中でもお気に入りだったのが「騎馬奉行」。今の松本幸四郎さんが襲名前に染五郎の名で出演されていたドラマです。単純に言ってしまえば、火盗改めの頭を務める黛内蔵助(市川染五郎)が部下と共に悪と戦うというだけのお話しなのですが、我が家では兄弟の中でブームになり、夢中で観ていたように記憶しています。実は、あれ程好きだったはずなのに内容はほとんど覚えていなくて、オープニングの黛内蔵助が馬に乗って走ってくるシーンと部下の「平岩さん」が悪漢との戦いの末に死んでしまったことだけが強く印象に残っています。なぜか私達兄弟は「平岩さん」が大好きで、死んでしまった時には泣きながら観ていたのを覚えています。未だにその役者さんをテレビで観ると、「あ、平岩さんだ」なんて言っているほどです(笑) 

あの頃ちょうどビデオデッキを我が家でも購入したところで、日中の再放送にもかかわらず、きっちり録画してワクワクしながら観ていましたね。今の杜撰さとは雲泥の差です。ところで、この「騎馬奉行」、話をしていた友人はもちろんのこと、以前にも人に聞いてみたことがあるのですが、いまだ「知ってる」と言う人に出会えません。よっぽど人気のない番組だったのでしょうか。今観たら、とんでもなくつまらないと思うのかもしれませんが、幸い内容を覚えていないので、このまま楽しかった思い出として残しておくのもいいかな、なんて思っています。

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脱出しました。

浅見光彦シリーズを更に6冊読了しました。お正月休みから続いていた魔のサイクルからは、一応これにて脱出となりそうです。 

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『鄙の記憶』は珍しい二部構成でしたが、う~んちょっと強引さが目立ったかな、と思います。一部と二部が繋がらない訳ではないのですが、なんとなくどちらも宙に浮いてしまったような気がします。

『鐘』は前出の『箱庭』同様好きな作品です。真夜中に陰にこもって鳴る鐘の音から入る導入部分も、その後の事件展開もかなり大きく話は広がりますが、飽きずに読むことができます。

『鳥取雛送り殺人事件』は謎として雛の顔が出てくるのは面白いのですが、ラストは少々行き過ぎてしまって、リアリティに欠けてしまった感があります。

『博多殺人事件』は博多のデパート戦争を軸に起こる殺人事件ですが、光彦の兄の陽一郎氏の青春時代がちらりと顔を出します。私は結構この陽一郎氏が好きなので、登場シーンが多いと嬉しいです。この作品で面白いのは、犯人の影がとても薄いことです。もちろん、最後に犯人は捕まるのですが、それ以外の犯人らしき人達のキャラクターが強すぎて本当の犯人や犯行の動機が薄れているところが特徴でしょうか。

『遺骨』は脳死という問題に切り込んだ作品です。作中で語られる脳死に対する議論や意見は考えさせられるものがありました。もちろんフィクションですから大袈裟に脚色されている部分もると思います。ただ、いつ自分が当事者になるか分からない問題でもあります。きちんと考えたり話し合ったりしておくことは大切だと思いました。

『氷雪の殺人』。兄・陽一郎を介して弟・光彦に殺人事件の真相解明の依頼が舞い込みます。警察が既に自殺として処理した事件を、刑事局長を動かしてまで解決したい人物とは?その人物と殺された人との関係は?謎はどんどん大きく発展していきます。陽一郎氏の出番が多くてとても楽しかったです(笑)官僚としての立場と正義を守るべき立場、兄としての立場、個人的な気持ち、いろいろなもに板挟みになりながら苦悩するお兄さんが描かれています。

そして、今は浅見シリーズを離れ、『百年の誤読』を読み始めています。友人が「決して電車の中では読めない」と言って貸してくれました。読み始めたところですが、面白すぎです。名作と評されている文学を片っ端から切っていきます。こういう書評には批判もあるとは思いますが、「昔から名作と言われている」という肩書きを外して純粋に作品を評価するという意味では面白い試みだと思います。

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バッハ ロ短調ミサ曲

4051 バッハは一番好きな作曲家ですが、中でも宗教曲には心惹かれます。数ある中でも、ロ短調ミサ曲は特に好きなものです。哀調を帯びた旋律で始まり、時折華やかなコラールを含みながら進んでいき、やがて、まさに神の恩寵を讃えるかのような美しいハーモニーのコラールで終わります。

マルク・ミンコフスキ指揮によるこのCDは合唱団を使わず、ソリスト10人がアリアもコラールも歌っています。これが、パワフルでとても素晴らしいのです。特にコラールはたった10人で歌っているの?と思うくらい厚みがあります。

ただ好きな曲を聴いて楽しむだけの私には詳しいことはよく分かりませんが、合唱としての厚みがありながら、各パートごとのフレーズがよく聞こえますし、ルーヴル宮音楽隊の演奏も歌声とのバランスが良くて、聴いていてとても楽しいです。このメンバーでスペインのヴィア・ステラエ音楽祭の時にサン・ドミンゴ・ボナバル教会で実際に演奏されたそうです。このCDはその際に平行して録音されたものだとか。教会でぜひ聴いてみたいと思いました。

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ぎりぎり松の内で・・・

あけましておめでとうございます。(←今更の感はありますが、まだ松の内ということでお許しください。)ぽつぽつ更新のこのブログですが、今年も気ままに更新をしていこうと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

年末から年始にかけていろいろな要素が重なり、思いもよらず長いお休みがいただけたので、のんびりとお屠蘇気分を楽しむことができました。今年はちょうど年の変わる時間に近所の神社へ家族でお参りしました。私達が引っ越してきた数十年前はいつ行っても空いていた神社が、どんどん近所に空き地が無くなるのと比例して年始の参拝客が増え、最近は1日の日中にお参りに行くと長蛇の列だったのです。そこで、今年は12時少し前に着くように家を出て行ってみると、確かに列はできていましたが日中よりはずっと短く、また年の変わった直後は祝詞があがり、参拝客に神主さんが紙垂を振ってくださるのでより一層新年を迎えた感じがしました。お参りの後は無料で振る舞われる甘酒が楽しみです。氏子さん達が振る舞ってくださる米こうじの甘酒は、寒い中いただくと体が芯から温まります。一口飲むごとに思わずほっとついた息はとても白く、冷え冷えとした夜気の中に散っていく様に思わず目をひかれます。その後一眠りして初日の出、と思っていたのですが少々寝坊して日の出は見逃してしまいました。年始の行事を恙なく終えた後は読書三昧で過ごしました。暖かいお部屋でお気に入りのお茶やお菓子を用意して、お気に入りの椅子に座り、日がな一日読書。充実のお休みでした。

年末少し前に久しぶりに手に取った内田康夫さんの作品にはまり、そのまま内田康夫週間、いや浅見光彦週間とも言うべき勢いで作品を読みました。『天城峠殺人事件』『朝日殺人事件』『華の下にて』『皇女の霊柩』『斎王の葬列』『透明な遺書』『藍色回廊殺人事件』『箱庭』、次々と読み進めました。と言っても、ほとんどが再読です。どの作品もうすらボンヤリと読んだような記憶はあるのですが、はっきりと細かいディテールが思い出せないので、どれも楽しく読むことができました。

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内田康夫さんの作品には中高生の頃にかなりはまって読み漁りました。その当時は、事件の犯人を司直の手に委ねず、犯人自身に身の振り方を決めさせてしまう浅見光彦にちょっともの足りないような気持ちがして、「もっと厳しく追及すればいいのに・・・」などと思ったものでした。今改めて読んでみると、こういう結果もありかなと思えます。初読当時には思い至れなかった登場人物達の置かれた状況や心理が分かる程度に年をとったということなのでしょう。内田康夫さんは、プロットを考えずにいきなり書き始めるのだそうです。それであんな風にちゃんと着地点を見いだせるのだろうかと驚きます。読者や評論家の方からも、そんなことは不可能だと言われてしまうことが多いのだそうです。私にとっては、面白い作品でありさえすれば良いのでそれ程気になることではありません。ただすごいな、と思うばかりです。

時々こうして過去に読んだことのある一人の作家の作品だけを強化週間のように読み続けることがあります。今まで読んだことの無かった作家の作品を続けて読んだり、少し難しい本を読み込んだりした後に、無性に読みたくなるのです。慣れ親しんだ世界へ戻ってくるような、そんな感じです。それに飽きるまで読み続けると、また次の新しい世界への本を手に取る気持ちになるのです。

浅見光彦週間はもう少し続きそうな感じがします。

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