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『祝山』読了

『祝山』加門七海・著(光文社文庫)読了。41qtsuvpgfl_sl500_aa240_

加門さんの作品は今までエッセイばかりで、小説は読んだことがなく少々不安でしたが、結構楽しむことができました。幽霊が出てくるわけでもないし、絶叫しそうな場面があるわけでもない。ちょっとした好奇心と欲が切っ掛けになって、否応なく巻き込まれてしまった主人公の困惑と苛立ち、追いつめられる恐怖感、縁が切れたと息をついたところで再び現出する繋がり・・・。特に派手な場面があるわけではありませんが、逆にそれが妙なリアリティとなって読む方は怖くなってくるのです。

この小説の元になっている話が、加門さんの体験談集の中で紹介されています。もちろん、小説とは大枠の部分しか共通点はありませんが、既にそちらを読んでいれば、あぁ、あの話・・・と思いつくことと思います。元の話もなかなか気味の悪い話でした。この体験談集も私は好きで、時折思い出しては取り出してランダムに読んだりしています。

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