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夏の風物詩

怪談やホラー小説の新作が続々と出るのがこの時期。私にとっての夏の風物詩です。

怖い話や不思議な話が好きなのに、映像で観るのはからきし駄目。観たこともあるけれど、怖い場面にさしかかると画面の登場人物と一緒に悲鳴を上げて目を瞑ってしまうので、決定的な瞬間を観ないまま・・・。 作り物と分かっていてもやっぱり駄目なのです。もちろん遊園地のお化け屋敷も大の苦手。何も見ていないのに周囲の音に驚かされて絶叫してしまい、友人に呆れられました。浅草花やしきにある見せ物小屋で、入り口脇にあった河童のしかけに絶叫した時など爆笑されてしまったし。たぶん、驚かされるのが苦手なんです。怖いも怖いけれど、それより物陰から不意に現れたり、突然大きな音がしたりすることに驚いて絶叫している気がします。

子どもの頃から小泉八雲や上田秋成の怪談、幻想譚は大好きでした。泉鏡花も大好きな作家の一人。これらの作家の作品は現代の所謂ホラー小説のような怖さとはまたちょっと違うけれど。現代のホラー小説もグロテスクなものが出てくるのは気味が悪いとは思うけれど、別段怖いとは思いません。どちらかというと明確な何かが出てくるわけではないけれど雰囲気や登場人物の心理状態で怖いと思わせるものの方がゾッとします。小池真理子の『墓地を見下ろす家』は救いのない結末も含めて、初めて読んだときに本当に怖いと思った作品。学生の頃に読んだので子ども向けなのですが、小野不由美の『緑の我が家』、『悪夢の棲む家』も怖くて、締め切った自室で読んでいたのに、何度も何度も部屋の扉を振り返ってしまいました。

今年は『怪談実話系』、『文豪怪談傑作選 小川未明集』、『文豪怪談傑作選 文芸怪談実話』、『江戸東京怪談文学散歩』、『祝山』を購入。まだ『怪談実話系』しか読んでいないけれど、来年の夏までじっくりと時間を掛けて読んでいこうと思います。

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