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『夏目家の福猫』読了

 51qitc2bxil_sl160_aa115_         著者は夏目漱石の長女の娘、つまり漱石の孫。著者が誕生した時に漱石は既に鬼籍に入っていたので実際に会ったことはないのだそうです。著者が親や親戚から聞いた漱石存命中の夏目家の様子や孫としての立場から見えてくる漱石の姿が描かれています。 文豪を夫に持った者、父に持った者、義父に持った者、祖父に持った者、それぞれの立場でのエピソードは興味深いものでした。(著者が以前に出版した2冊のエッセイ集から抜粋して1冊にまとめたものなので、内容は少し以前のものになっています。)

 漱石の長女筆子と小説家松岡譲とのエピソードは有名ですが、その二人の娘の目から見た両親の姿は、外からはうかがい知ることの出来ないものだけに、(子どもの欲目を差し引いてみても)興味深く読みました。現在、松岡譲の小説は書店では手に入らないようですが、いつか図書館で探して読んでみたいと思います。

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